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私の中でさかなクンは なんだ コイツ ↓ おかしい コイツ ↓ ありえない コイツ ↓ すごいな この人 ↓ なんなんだ この人 ↓ いやいや参った さかなクン ↓ あーっ さかなクン ![]() というような変遷をたどってきた人で いまや、初・絵文字ハートが出ちゃうぐらい 愛おしい存在だ。 TVチャンピオンの「魚通選手権」で、さかなクンが連覇していくのを もちろん初めは“怖いもの見たさ”で眺めていた。 容姿がだんだん魚っぽくなっていくように思えたし あの素直すぎるリアクションにも、正直ビビッていた。 高音の声質も、ちょっといただけないと思っていたし 魚貝が苦手な私にとっては、一線おきたい存在だった。 “怖いもの見たさ”は、だんだんと“クセ”になるようで いつからか、さかなクンをテレビで見かけると目が離せなくなっていた。 そうしてさかなクンを眺めているうちに イラストが素晴しくうまいとか 果てしない愛情を持ちつつも 食べ方をちゃんと知っている(しかも、ものすごくおいしそうに食べる)とか 何より研究熱心であって あの情熱の熱さは尊敬に値する。と思い始めた。 さかなクンの魚に対する愛情は 彼の描くイラストに滲み出て、あふれ出ている。 一度さかなクンのイラストと同じ本物の魚を見比べてみたけれど その絵は精密画のようで、本物と何ら変わりが無く びっくりした。 本当にびっくりした。 とてもおそれ多いことなのだけれど 私は貝類の中に全く食べられない苦手なものが幾つかある。 なので、できれば魚屋さんの貝類売り場の前は避けて通りたいぐらいだ。 けれど困ったことに、夫は貝類を心から愛している男であり 優しくかわいい妻を演じるには 必要最低限、食卓に並べなければいけない。 どっかに旅行に行きたい時などは 絶対に並べなければいけない。 ホタテやらホンビノスやらハマグリが並ぶ売り場を見つめながら あぁ・・・さかなクン・・・たすけて・・・と思う。 そして錯覚する。 私の両肩に、小指ほどの大きさになった たくさんのミニミニさかなクンたちが 「ぅひょーっ」とか「ギョギョぉっ」とか騒ぎつつ 「これはお吸いものにするとおいしいんですねっ」とか 「これは酒蒸しにしていただきましょぉっ」とか 元気と勇気が100倍になるような声援を 台所での挑戦が終わるまで送り続けてくれる。 その結果、一切味見をされないまま 『がんばったあたし、今日すっごいがんばった』というイキオイにのって 夫好みの一品が食卓にのぼる。 うまい。 夫のその一言を聞いて 心の中でさかなクンに感謝し、手を合わせる。 「ありがとう、さかなクン。これで‘じゃらん’をクチに出せます。」と。 さかなクンの魅力は語り尽くせなくて 対戦ゲームばっかりしている子供たちに 「ちょっと見習ってみなさいよ。」という人で 私の結婚生活を支える大切な存在なのだ。 えらい肩書きがたくさん付くようになっても 大人になって欲しくないオトナでもある。 あのリアクションと声が無ければ さかなクンではなくなってしまうような気もする。 |
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